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その他の腰痛- 腰の病気

1)変形性腰椎症、変形性脊椎症

「腰椎の加齢変化により腰痛が起こる疾患」と説明されますが、高齢でも腰痛が全くない方もいてレントゲンの加齢変化だけで痛みが出るとするのは非科学的です。子供でない年齢、若くない年齢の患者さんが腰痛や下肢痛で来院した場合に、レントゲン上に何らかの加齢変化があるときに(あっても、なくても、レントゲンを撮らなくても)健康保険を利かせるためにとりあえず付ける病名と考えて何ら差し支えありません。

2)椎間関節性腰痛・ファセット症候群

腰を後ろに反らすと疼痛が強くなることが多いです。同じ姿勢を続けていると痛みが強くなりますが、姿勢を変えたり、動いていると痛みは軽減します。これらの症状は椎間関節の炎症によるものと考えられますが、レントゲンやMRI、CTなどの画像所見から診断がつかないのです。そもそも椎間関節が本当に腰痛の原因なのかという研究がまだ進行中という状態なのです。

3)仙腸関節性腰痛・仙腸関節不安定症

もともと仙腸関節は動かない関節、もしくは動いても2~3ミリとされてきました。ですから不安定と言っても決して触ってみて明らかにグラグラしているというものではなく、数ミリ単位の変化です。民間では「骨盤のゆがみ」や「骨盤のずれ」と称されることが多いのですが、レントゲンで骨盤がゆがんで形が変わっていることなど有りませんのでご安心を。腰やお尻周りの筋肉を鍛えることで痛みは消えていきます。

仙腸関節性腰痛は、日本及び諸外国の腰痛診療のガイドラインに全く記載がありません。すなわちその存在自体が疑問視されており、現状では有るとも無いとも言えない病態です。(仙腸関節のブロック注射で効果があるにもかかわらず、仙腸関節を金属で固定する手術をしても痛みが引かなかったと言う論文があります)

これは私が初めて見つけた「骨盤のゆがみ」のある方の例です。25年間診療していて1人しかいませんでした。すなわちとても稀なのです。

4)心因性腰痛

ストレス、不安、うつ病、パニック障害など、精神(心)の不調が腰痛を起こす、もしくは腰痛を増悪させることがあります。特に慢性の腰痛は、心因性の要因が強いということが分かっています。学校に行きたくない、部活動に出たくない、仕事に行きたくない、などといった感情も心因性腰痛の原因になりますが、仮病(詐病)とは別物です。患者さん自身が痛くもないのに痛いと言っているのではなく、本当に痛みを感じているのです。治療は、原因となる心理的障害の除去や精神・神経科的な薬剤投与です。慢性的な痛みの治療に「抗うつ薬」が有効であることは、多くの臨床研究からすでに実証されています。一方、痛みが慢性的に続くと、うつ状態になったり本当のうつ病になってしまうこともあります。

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