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薬物療法- 腰痛の保存療法

内服では非ステロイド系抗炎症薬などの鎮痛薬や、痛みによって緊張した筋肉を弛緩させるために筋弛緩薬を使用します。神経障害がみられるときにはビタミン剤の投与も有効です。

鎮痛薬はこの10年で大きく変わってきました。従来はロキソニンやボルタレンなどに代表される非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)が圧倒的な地位を占めていました。よく効くのですが、その分、胃腸障害(胃炎・胃潰瘍など)も多く、そのために胃薬も一緒に処方されるケースが大半でした。最近ではアセトアミノフェン(商品名:カロナール)という安全性の高い解熱鎮痛薬もよく処方されます。NSAIDsとは作用機序が違い、効果はゆるやかですが副作用が少なく長期の使用も比較的安全です。さらには神経障害性疼痛に対して神経伝達物質の放出を妨げて痛みを感じなくするプレガバリン(商品名:リリカ)が発売されました。初期の投与量は少量から始めないと、めまい・ふらつきなどの副作用が高率に起こります。他にも眠気、むくみの症状が見られることもあります。麻薬ではないのですが、麻薬と似た構造式を持つトラムセットやトラマールと言う薬もよく使われます。この薬も初期は少量から始めないと、吐き気・眠気・便秘などの副作用が高率に起こります。鎮痛薬は、よく効くものほど副作用も多いと言えそうですね。

慢性の疼痛に関しては、鎮痛薬とともに抗うつ薬も第一選択となります。痛みの期間が長くなると、知らず知らずのうちに肉体だけでなく精神的にも参ってきてうつ状態になるという理屈です。「ニワトリとタマゴ」の関係のように「腰痛とうつ」はどっちが先かわからなくなる、そのような状態は日常よく経験しています。精神的に楽になると気持ちも前向きになり、肉体的にも楽になってくるのです。

腰痛に限らず、痛い時に痛み止め(消炎鎮痛薬)を内服するというのは効果的な治療方法です。「痛み止めというのは痛みを消すだけでしょう?根本的な原因を解決していることにはならないのではありませんか?」と言う人がいますが、それは間違った考え方だと私は思います。そんなことを言っていたら頭痛薬や下痢止め、咳止めも存在意義がなくなります。痛みのサイクルを断ち切ることで現在の痛みが軽減して行き、いずれ薬がなくても痛みが出なくなる状態を作り上げるのです。

薬物療法

外用薬ではシップが多用されますが、皮膚がかぶれやすい患者さんには鎮痛薬を含んだ塗り薬が処方されます。昔は湿布を冷蔵庫に入れ冷やして保存したものですが、現在ではすべて常温保存になりました。冷湿布・温湿布と言われますが、湿布自体には冷やしたり温めたりといった温度を変化させる効果はありません(そういう感じがしているだけです)。鎮痛薬が皮膚から吸収されることで効果を発揮します。冷感湿布にはL-メントール、ハッカ油、サリチル酸メチルといったスゥーっとする成分が含まれ、温感湿布にはトウガラシエキス、ノニル酸ワニリルアミド(合成トウガラシ)およびニコチン酸エステルなどが含まれています。はだ色の湿布(テープ)は皮膚によくくっつき剥がれにくく、現在の主流です。

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